
補正予算で太陽光発電補助金追加 住宅用申請件数が予想上回る
福井県は、2012年度の住宅用太陽光発電の設置に対する補助金として、9月補正予算で新たに400件分を追加した。申請件数が当初の予想を上回り、当初予算分は8月に枠を超えていた。追加措置に合わせ12、13年度の補助件数目標も上方修正した。
太陽光発電装置の単独設置に対する県の補助は出力1キロワット当たり2万4千円(上限4キロワット)。12年度当初予算で750件の補助枠を設けたが、再生可能エネルギーや自家発電への関心の高まりから申請件数が伸び、8月7日に予算枠に達した。
9月補正予算では、補助400件分に相当する3660万円を追加計上した。15日から受け付けを再開する。
県は11年度、県内の住宅用太陽光発電の導入率を10年度末の2・3%から、14年度末には4%に引き上げる目標を設定。達成には約2300件の普及が必要で、12~14年度に750件ずつの補助を予定していた。
だが、9月補正分を含めた本年度の補助枠は1150件となり、県は今後2年で予定件数を確保できると判断。導入率の目標達成時期を13年度に前倒しした。
県環境政策課によると、11年度末の県内の累計導入件数は5531件で、導入率は2・8%。
補助申請の問い合わせは県地球温暖化防止活動推進センター(エコプランふくい)
(記事:福井新聞)