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2012年10月15日
  • 仕切り
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山口にメガソーラー建設

 三井物産(東京)は15日、山口市と山口県田布施町に、出力計約6500キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。メガソーラー専門ファンドを設立し資金を調達。同県内の2カ所を含めて全国10カ所に計画している。

 山口市の施設は秋穂東の塩田跡の市有地約4万7千平方メートルを有償で貸借し、来年6月の稼働を目指す。出力3500キロワット、年間発電量約360万キロワット時を見込む。投資は約10億円。

 田布施町の施設は民有地に建設。具体的な場所は明らかにしていない。出力3千キロワット規模で来年4月の稼働を目指す。両施設とも全量を中国電力に売る。山口市役所で15日に会見した柴沼隆之三井物産中国支社長は「日照量が非常に多いことから山口を建設地に選んだ」と述べた。

 三井物産は東京海上アセットマネジメント投信(東京)とメガソーラー専門のファンドを設立した。8月末までに90億円を調達し、2次募集も検討している。山口、山梨県と北海道に各2カ所のほか、九州や四国などで計4カ所を新設し、合計出力は約3万キロワット。来年中に10カ所すべてを稼働させる。

(記事:中国新聞)

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