
南部町にメガソーラー 来秋発電目指す
太陽光発電に取り組む南部町は、町有地の同町鶴田の残土処分場跡地に年間発電量1・5メガ・ワット時の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設することを決め、概要を発表した。来年5月に着工、10月の発電開始を目指す。自治体による出力1メガ・ワット以上のメガソーラーの建設は山陰両県で初めてで、総事業費は約5億6200万円。
町によると、建設予定地は、植物公園「とっとり花回廊」の西約1キロの残土処分場跡地で、平地部分の約2・9ヘクタールにパネル約6300枚を並べる。最大出力は1500キロ・ワットで、年間発電量は一般家庭に換算すると300世帯分を見込んでいる。
中国電力に売電し、年間収入を約6300万円と予想し、太陽光発電の普及などに活用する。
同町は、メガソーラー事業にいち早く取り組んだ群馬県太田市を参考にしているといい、同町企画政策課の担当者は「再生可能エネルギーの地産地消のモデルを目指したい」と話していた。
(記事:読売新聞)