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2012年11月15日
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京都府最大のメガソーラー、来年7月に城陽市で稼働

 自然エネルギー事業のベナート(京都市)は京都府城陽市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、来年7月に稼働させる。発電能力は4500キロワットと京都府内の太陽光発電施設で最大となる。総投資額は約12億円。発電量は一般家庭で1100世帯の電力を賄える年480万キロワット時を見込んでいる。

 同社に出資する生コンクリート製造販売の京都福田(京都市)が所有する8万4千平方メートルの遊休地に、約2万枚の太陽光パネルを設置する。発電した電気は全量を、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で定められた1キロワット時42円で関西電力に売る。

 京都府内で最大のメガソーラーはソフトバンクが京都市の埋め立て処分場に設置した施設で、出力4200キロワットだった。

 ベナートは京都福田とバイオベンチャーのファーマフーズが共同出資し、今年6月に設立。資本金は9千万円。将来は電気自動車(EV)の充電スタンド設置や、ファーマフーズの技術を生かし栄養価の高い野菜を作る専用工場の建設などに事業を多角化する考え。

(記事:日本経済新聞)

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