
太陽光発電:前橋市、前工跡地に設置へ
前橋市は21日、同市岩神町の前橋工業高校跡地に大規模太陽光発電設備を設置することを明らかにした。土壌汚染が発覚し、市が検討委員会を設置して活用方法を模索していた。また、閉鎖予定の同市粕川町中之沢の市営中之沢野球場にも同設備を設置する。12月市議会に議案を提出し、いずれも13年10月の稼働を目指す。
市が市議会常任委員会で報告した。
市環境政策課によると、前工跡地の約1万平方メートル、中之沢野球場跡の約7500平方メートルに太陽電池パネルを設置。年間予想発電量はそれぞれ78万5000キロワット時(約220世帯分)と52万5000キロワット時(約150世帯分)で、固定価格買い取り制度に基づき、1キロワット時あたり42円で東京電力に売電する。
プロポーザル方式で事業者を選定し、施設維持管理費を含めた20年間の施設リース契約を結ぶという。
リース料は20年間で前工跡地が4億8000万円、中之沢野球場跡が3億6000万円を見込む。いずれも売電収入によって黒字運営できる見込みという。
(記事:毎日新聞)