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2012年11月29日
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メガソーラー グリーンコープ、糸島に市民出資を検討

 福島原発事故を機に市民出資型の自然エネルギー事業を検討しているグリーンコープ共同体(博多区、組合員約40万人)は28日、糸島市に1・2メガワット(350世帯分)の太陽光発電を設置すると発表した。生活協同組合が自然エネルギー事業に乗り出すのは九州では初めてという。

 自動車教習所跡地2万平方メートルに3億5000万〜4億円かけて建設する。16日に九州電力に接続を申し込んでおり、早ければ来年8月に稼働できるという。九電への売電で採算も取れると見込む。

 資金については当面銀行からの借り入れで賄うが、組合員以外も含めた市民が出資し合う仕組みを検討中。牛乳瓶を普及するために組合員から約5億円を集めた過去の取り組みも参考にするという。

 田中裕子代表理事は「電気を電力会社まかせにしてきた反省がある。原発のない未来のための大きな一歩にしたい」と話した。将来はグリーンコープが展開する西日本14府県ごとに設備をつくり、老朽化が指摘される九電玄海原発1号機と同じ55万キロワット程度の電力を供給したいという。

(記事:毎日新聞)

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