三菱電機株式会社は1日、世界で初めて電気自動車（EV）と太陽光発電システム（PV）、商用系統の電力を混ぜて使用できるEV用パワーコンディショナ「SMART V2H」4機種を製品化し、モニター販売を7月31日より開始すると発表した。

　本製品の特長として、3種類の電力をモニターし、自動で最適制御を行う「電力需給制御システム」が採用されていること、瞬停を起こすことなくEVの充放電が切替できる「シームレス充放電技術」と、停電時に使用できる「自立運転時PV連系技術」が搭載されていることがあげられる。これらの機能により、効率よく電力を使用し、停電時にも安定して電力を使用することが可能となっている。

　また、電力の使用目的や生活スタイルに合わせて選べる3つの運転モードを搭載しており、充電・給電をEV用パワーコンディショナが自動的にコントロールすることが可能だ。なお、本製品には「電力需給制御システム」が採用されていることもあり、売電価格は通常の余剰買取方式の単価、もしくはダブル発電方式の単価のどちらかを機種によって選択することができる。

　発売されるのは、余剰買取単価に対応したEVP-SS60A-Y5と、ダブル発電単価に対応したEVP-SS60A-M5の2製品。いずれも定格出力は6キロワットとなっており、希望小売価格は税抜き95万円からとなっている。

三菱電機株式会社 – ニュースリリース
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