株式会社IHIと同社の100％子会社であるIHIプラント建設株式会社が、バイナリー発電装置で米国・欧州を中心に多くの販売実績のあるVerdicorpとOEM契約を締結したことを発表した。

　これにより、IHIグループはVerdicorp社独自開発のバイナリー発電装置について、日本での独占販売および、東南アジアなどでの販売権利を取得。性能確認テストを行った後、2015年3月より販売を開始する予定で、3年間で20台の販売を目指す。作動媒体にはHFC-245fa（フルオロカーボン）を使用、熱源温度は120℃～150℃に対応しているため、ごみ焼却プラントや化学プラントなどでの活用が見込まれる

　同社は、Verdicorp社製のバイナリー発電装置を用いて、顧客にとって最適な排熱発電システムを提案し、排熱エネルギーを資源として有効利用できるシステムの提供を行っていくと共に、Verdicorp社と共同で、さらに低温で作動可能なバイナリー発電装置の開発を進めていく考えだ。

株式会社IHI
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2014/press/2014-9-09/index.html