日本電気株式会社と同社のスマートエネルギー関連会社であるNECエナジーソリューションズは7日、米国カリフォルニア大手電力会社であるSouthern California Edison（SCE社）に大型蓄電システムを納入したと発表した。

　カリフォルニア州では、太陽光発電を始めとした再生可能エネルギー設備が増加しており、2020年までに33%以上の再生可能エネルギー導入を義務付けているほか、2030年までに50%以上の導入義務を現在検討しているという。そこで課題となってくることが、発電量の差によって生じる電力系統への影響だ。

　納入された大型蓄電システムは出力2.4メガワット・容量3.9メガワット時のもの。より効率的な電力網の基盤となるとされており、今後はSCE社が保有する配電網の負荷低減にむけて利用される。7週間という短期間で構築が完了したという。

同社は、今後も先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していくとしている。

NEC – プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201507/20150707_02.html