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2017年3月17日
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世界最小最軽量クラスを更新太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム「KP55Sシリーズ」4月リリース

オムロン株式会社は、主に戸建住宅に向け、世界最小最軽量クラス(※1)と太陽光発電出力アップの両立を実現したハイブリッド蓄電システム KP55S(蓄電池容量:6.5kWh、パワコン容量:5.5kW)を2017年4月より発売開始すると発表しました。
商品名:太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム KP55Sシリーズ
発売時期(予定)※2:2017年4月
(価格はすべてオープン価格)

 近年、国内のエネルギー関連市場は多様な変化を見せており、2012年夏に始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下FIT法)をはじめとし、昨年4月よりスタートした電力小売全面自由化や本年4月より施行される改正FIT法など、エネルギー需要と供給のバランスを保ち、効率よく使用するためのニーズはますます広がりをみせるものと思われます。また昨今では、住宅用太陽光発電はグリッドパリティ(※3)に到達したといわれており、自らが使用する電力をより安価に自らで作る「自家消費」への移行が進むと思われ、エネルギー関連市場は今後も一定の市場が形成されるものと想定しています。
      
 今回発売する太陽光発電用ハイブリッドKP55Sシリーズの蓄電ユニットは、オムロン従来機種であるKP48Sシリーズの「世界最小最軽量クラス」蓄電ユニットと比較し、20%の小型化を実現しました。また、パワーコンディショナ(以下パワコン)の出力を4.8kW→5.5kWと約15%アップ。大容量化が進む住宅向け太陽光発電システムに対応し、発電をムダなく活用することが可能となります。
 オムロンは今後成長が見込まれる蓄電市場に対し、蓄電システムの品揃えにより、停電などの安心・安全ニーズから余剰買取制度の買取期間(10年)終了後に想定される自家消費ニーズやVPP(※4)市場に向けたラインナップ強化を図りたいと考えています。

<主な特長>
1.世界最小最軽量クラスを進化、従来品体積比20%ダウンを実現
2015年夏に発売した太陽光発電用ハイブリッド蓄電システム(以下、KP48Sシリーズ)のコンセプトを継承し、世界最小最軽量クラスを実現。蓄電池は従来機種と比較すると薄さ30%ダウン、体積比20%とさらにコンパクトになりました。また、施工方法は従来機種と同様、パワコン・DC/DCコンバータは壁掛け設置、蓄電池はクレーン搬入や基礎工事が不要なため、設置時の工数・工費の大幅削減が可能です。

2.パワコンの容量アップでより多くの発電をサポート
パワコンの出力を従来機種4.8kW→5.5kWと約15%アップ。大容量化が進む住宅向け太陽光発電システムに対応し、発電をムダなく活用することが可能となります。

3.太陽光発電を余すことなく消費
定格以上容量の太陽光パネルからの入力がある場合(過積載の場合)、従来のKP48Sシリーズでは5.2kWまで電力変換し、4.8kWを系統出力、残りを蓄電ユニットに充電し有効利用していました。KP55Sシリーズでは、6.6kWまで拡大を実現。5.5kWを系統出力、残りを蓄電ユニットに充電可能になりました。

4.重塩害対応タイプもラインナップ
KP48Sシリーズと同様、重塩害対応タイプもラインナップしました。
防塵・防水規格IP65(※5) で、海岸線から500m以内又は潮風が直接当たる場所(※6)にも設置が可能となります。

5.Echonet Lite(※7)に対応
従来機種と同様、HEMSの共通プロトコルである「Echonet Lite通信プロトコル」の搭載により、各HEMS機器との接続を実現しました。
また、最新の規格となるAPPENDIX ECHONET機器オブジェクト詳細規定「Release H」にもいち早く対応しています。

<主な製品仕様>
・蓄電池ユニット
 種類:リチウムイオン電池
 蓄電池容量:6.5kWh
 充電時間:約6時間(25℃満充電まで)
 設置環境:屋内設置
 外形寸法(横×高さ×奥行き):452×656×120mm
 質量:約52kg
 取付け方式:壁面取付(床置き)
・ハイブリッドパワーコンディショナ
 定格容量:5.5kW
 電力変換効率:約96.0%
 定格入力電圧:DC330V
 最大動作入力電流:DC11A/1回路
 設置環境:屋外設置 ※重塩害対応タイプもあり
 外形寸法(横×高さ×奥行き):650×493×222mm
 質量:約29kg
 取付け方式:壁掛け方式・ネジ止め
※仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。

※1 2017年2月現在 当社調べ
※2 現時点での予定です。具体的な発売日・出荷日などについては購入窓口までお問合せください。
※3 再生可能エネルギーによる発電コストが、系統からの電力料金と同等、もしくはそれ以下になる状態を指す。
※4 VPP:Virtual Power Plant (仮想発電所)
点在する小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備と、電力の需要を管理するネットワーク・システムをまとめて制御すること。
※5 日本工業規格(JIS)で規定された電気機械器具の防塵や防水の程度についての等級。
IP65は「粉塵が中に入らない(耐塵形)」「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」ことを満たすもの。
※6 海水の波しぶきが直接当たる場所以外。ただし、台風などの強風により一時的に海水が飛来する場所については設置可能
※7 エコーネットコンソーシアムが策定した通信プロトコル。国際標準化されており、HEMSにおける公知な標準インターフェースとして推奨されている。

(プレスリリース)
オムロン株式会社

http://www.omron.co.jp/press/2017/03/c0315.html

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