
加太 メガソーラー完成 県内初稼働、最大出力2メガワット 和歌山
県内初の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)となる「コスモパーク加太太陽光発電所」(和歌山市加太)が完成し3日、報道陣に公開された。最大出力は約2メガワット、年間の発電量は210万キロワット時で、一般家庭約580世帯分の年間使用電力量に相当する。
メガソーラーは工業団地「コスモパーク加太」の傾斜地を有効活用し、約2万8千平方メートルの敷地内に太陽光発電パネル(縦1メートル、横1・65メートル)を8316枚設置した。パネルは台風などに備えて、瞬間風速57メートルにも耐えられるという。
太陽光発電システムを手がける「ウエストホールディングス」(広島市)が県と協定を結んで進出。7月に着工し、8月末に完成した。9月20日から関西電力への売電も始めている。
ウエストホールディングスは「和歌山は日照量が多く、太陽光発電には最適。現在の発電量は当初の予想より1割ほど多い」と好感触を得ており、今後、県内に数カ所のメガソーラー建設を計画していくという。
県内では現在、和歌山市梅原や広川町、串本町などで民間企業によるメガソーラー建設が進んでいる。
(記事:MSN産経ニュース)