
高砂市、メガソーラー誘致へ 不燃物処理場跡地に
兵庫県高砂市は22日の市会都市基盤整備対策特別委員会で、曽根町の不燃物処理場跡地に民間事業者の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を誘致する計画を明らかにした。12月に一般競争入札で業者を選び、土地の賃貸契約を結ぶ予定だ。(西尾和高)
同跡地は、曽根港の北側にある塩田跡で約5万6千平方メートル。1973~93年に処理場として使われていた。跡地の活用について市は、地元住民らの要望を受けて、スポーツができる広場の整備を検討していた。
福島の原発事故によってエネルギー政策見直しの機運が高まる中、今年3月、民間の事業者から市に「跡地に太陽光パネルを設置したい」という要望が寄せられた。市は跡地へのメガソーラー誘致を決め、9月定例会で方針を示した。
市によると、9月末までに東京などの計5社から、跡地に関する問い合わせなどがあったという。計画では、11月に市と県のホームページで事業者を募集し、応募資格審査をする。12月には一般競争入札を実施し、用地の賃貸契約を締結したい考えだ。登幸人市長は「環境面に配慮し、土地など公有財産の有効利用を図っていきたい」としている。
(記事:神戸新聞)