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2012年10月25日
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久慈にメガソーラー 東北電グループ、13年秋稼働計画

 東北電力グループの東北ソーラーパワー(仙台市)は24日、岩手県久慈市枝成沢地区に、出力約1400キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。同社初の発電所で、2013年9月の運転開始を目指す。
 13年3月に着工し、原野約3.5ヘクタールに太陽光パネル8000~9000枚を設置する。年間発電量は約150万キロワット時(一般家庭の450世帯程度分)。固定価格買い取り制度を利用して東北電に売電し、20年間の運転を見込んでいる。
 発電所は今後設立する別会社が運営する。共同出資について久慈市などと協議している。利益の一部は久慈市に還元する予定で、具体的な仕組みを調整しているという。
 東北電グループは20年ごろまでに、太陽光発電1万キロワット以上の導入を目指す。これまで運転中の八戸と仙台(宮城県七ケ浜町)、計画中の原町(南相馬市)の3メガソーラーで計4500キロワットの出力を見込んでいる。
 平山成治常務は「久慈は東北でも日照条件に恵まれた地域。再生可能エネルギーの導入に協力したい」と話した。

(記事:河北新報)

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