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2012年11月5日
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太陽光発電システム鑑定協会、検査業務を本格化-全国展開へ

 太陽光発電システム鑑定協会(東京都千代田区、円谷智彦代表理事、03・5213・4344)は、太陽光発電システムの検査サービスを全国で始める。電圧・電流測定などだけでは正確な故障箇所の特定が困難といわれる太陽光パネルの不具合を自動検知装置を使用し短時間、低料金で検査する。首都圏を中心にサービスを開始したが、今後検査業務を代行する加盟店組織を拡充し全国展開を目指す。

 同協会は2012年7月に発電パネルの設置者、メーカー、施工業者などで設立した一般財団法人。検査サービスはシステム・ジェイディー(福岡市早良区)が3月に発売した太陽電池アレイテスター「SOKODES(ソコデス)」を使用。接続箱から太陽電池アレイの障害を検出し、パネルの配線不良などを特定する。屋根に上る必要がなく安全で、昼夜を問わず作業が可能。

 同協会によると、「システムをメンテナンスフリーだと考える設置者が多い上、施工ミスなどの不具合もありトラブルが増えている」という。最適な太陽光発電が行われるため、初期・定期検査の普及を目指し、関連業者の信頼性向上を後押しする。

 検査費用は一般住宅の場合、通常で会員2万1000円、非会員3万1500円。13年2月25日までは会員1万5750円、非会員2万1000円。

(記事:朝日新聞)

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