
JR九州、架線式蓄電池電車「DENCHA」今秋デビュー
JR九州は、今秋デビュー予定の蓄電池を使って走る電車について、車両デザインなどを発表しました。
819系という車両形式で、愛称は「DENCHA」。「Dual ENergy CHArge train」が由来となっています。すでに九州各地で普通列車などとして走行している817系電車をベースに開発されました。
「DENCHA」は、一般的な電車が走行できない場所でも走行可能としています。
一般的な電車は、線路上空にある架線からパンタグラフを使って車両に取り入れた電気で、モーターを駆動させて走りますが、架線がない区間では通常、電車を走らせることができません。そうした「非電化区間」では現在、一般的にはディーゼルカーが用いられます。
今回の819系「DENCHA」は「架線式蓄電池電車」。架線のある「電化区間」ではパンタグラフを上げ、一般的な電車と同じように走行し、搭載している蓄電池に充電も行います。
また、架線がなく一般的な電車は走れない「非電化区間」でも、蓄電池の電力を使ってモーターを駆動して走行することが可能となっています。
(プレスリリース)
JR九州
https://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/717/chikudennchidennsha.pdf