山形県がメガソーラー事業に参入 13年度の稼働めざす
山形県は12日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に参入すると発表した。県園芸試験場村山ほ場跡地(村山市)に発電所を建設し、2013年度中の稼働をめざす。メガソーラーは日照時間が少なく降雪量が多い地域には不向きとされるが「そうした地域での先導的な取り組みをしたい」(吉村美栄子知事)として再生可能エネルギー開発を率先して進める。
県は9月補正予算案にメガソーラーの実施設計費として、1800万円を盛り込んだ。村山ほ場は約3ヘクタールの広さがあり、そのうち約2ヘクタールを使い発電所を建設する。総事業費は4億~5億円。年間発生電力量は310世帯分の消費電力に相当する105万キロワット時を想定している。
村山市は県内でも比較的雪の多い地域。発電パネルの土台を高くしたり、パネルの上に雪が積もらないように傾斜を急にするなどの工夫を重ね、雪国でもメガソーラーが実用化できるかを検証する。このほか新庄、村山、天童、上山の各市にある県有地をメガソーラーの候補地として挙げており、今後参入を希望する民間事業者を公募で決めて貸与する。
山形県は東京電力福島第1原子力発電所事故の教訓を生かし「卒原発」を掲げており、30年までに太陽光などの再生可能エネルギーを県内電力消費量の2割強にするエネルギー戦略を策定している。
(記事:日本経済新聞)

