O&M

Operation & Maintenance

【よみ】オペレーション・アンド・メンテナンス

編集日:2014年2月10日

O&M O&Mとは、運用監理と保守点検のこと。太陽光発電事業においては、このO&Mが非常に重要な要素となります。

太陽光発電システムは、しばしばメンテナンスフリーの機器であると言われていますが、これは誤った認識です。 固定価格買取制度の期間中(10年~20年)、安定したパフォーマンスを維持するためには、適切なメンテナンスが不可欠と言っても過言ではありません。

O&Mは、基本的に外部の組織へ委託される場合が多く、 その形態は日々の運営管理や月次ごとの定期検査のみといったものから、システムだけでなくサイト全体の監理を行うものまで様々です。

近年では、ノウハウを持たない異業種からの参入も多くなっているため、 O&Mの重要性は今後より一層高くなることが予測されています。

例として、家庭用の太陽光発電システム(低圧連系のシステム)であれば、連系中の電力系統において何らかの問題が発生した場合、 一時的にシステムを系統から切り離し(解列)、復旧次第再度接続するといった制御が自動で行われています。

一方で、高圧連系を行う産業用太陽光発電システムの場合は、電力品質に影響を及ぼさないためにも手動で復旧するように規定されており、 日頃より発電量の監視を行っていない限り、解列状態を認識することが大幅に遅れるといった事例が相次いで発生しているのが現状です。

こういったトラブルを未然に防ぎ、損失を小さく抑えるためには、 日頃より監視体制や緊急時の対応について予め検討しておくことが重要と言えるでしょう。


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