建材一体型太陽電池とは、太陽光パネルを屋根や外壁と一体化させたもの。
太陽光パネルの形状には、最も一般的である据置型と、パネル自体に建材としての機能をもたせた建材一体型の2種類があります。
建材一体型の製品は、その名の通り建材として組み込まれるため、新築や大規模な改装工事を行う際にしか設置できません。 据置型よりも設置時、設置後の取扱いも難しい建材一体型太陽電池ですが、外観を損なわない高い意匠性から、以前より一定の支持を受けています。
建材一体型太陽電池には、建材としての耐久性や防火性が備えられているため、一般的な据置型よりも若干コストは高くなります。 また、熱を逃がすことが難しいことから、出力面やメンテナンス面でも不利になることが避けられません。
そういった背景から、省エネ目的として採用されるケースよりも、 景観を損ないたくないというニーズやさりげないスペースを活用したいというニーズにおいて用いられるケースが多いといえるでしょう。