エネファームとは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの愛称。
都市ガス・LPガス・灯油などから改質器を用いて燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステム(燃料電池)で、 発電した電気を家庭内に供給すると同時に、発電時に発生する排熱を給湯に利用する仕組みとなっています。
エネファーム最大のメリットは、ガスさえあれば昼夜を問わず発電することが出来るという点でしょう。 太陽光発電とも相性が良く、太陽光発電システムとエネファームを組み合わせる方式はダブル発電と呼ばれ、 天候の悪い日でも効果的に光熱費を削減することが可能となります。
他にも様々な魅力があるエネファームですが、現在のところはあまり普及していません。 その理由として、補助金を利用しても200万円前後と初期費用が非常に高価なことが挙げられます。
現在、ガス会社各社やエネファーム機器を製造するメーカーが、機器の小型化・低価格化を進めているため、 数年内には安く導入することが可能ではないかと期待されています。