IEC規格

International Electrotechnical Commission

【よみ】アイイーシー - きかく
【別称】国際電気標準会議

編集日:2014年2月10日

IEC規格 IEC規格とは、国際電気標準会議(IEC)が開発・発行する電気・電子機器に関する国際標準規格のこと。

IECは、電気・電子技術分野における標準化の全ての問題及び規格適合性を評価することによって、 国際協力・理解・工業化を推進することを目的に1906年に創立されて以来、現在では130各国以上が参加する大規模な標準化団体となっています。

一口に電気・電子技術分野といっても様々で、具体的には、発送電・エレクトロニクス・磁気学と電磁気学・電気音響学・マルチメディア・遠隔通信が対象となり、 これらに関連する用語や記号、電磁両立性、測定及び性能、信頼性、設計及び開発、安全及び環境などが標準化範囲となります。

太陽電池とIEC規格

太陽電池に関する規格は、大きく性能認証規格と安全性認証規格の二つに分類され、 性能認証規格は太陽電池の種類に応じて三つの規格から、安全性認証規格は構造審査規格と試験規格の二部から構成されています。

日本では、欧州市場への輸出を行うため、これらのIEC規格との完全整合JIS規格が制定されており、 当該規格への適合が住宅用補助金の要件に規定されています。

電池とIEC規格

一次電池・二次電池を問わず、電池は世界の様々な地域で使用されており、地域による要求性能や環境リサイクルの要望を考慮しつつ、標準化を図らなければなりません。 また、様々なニーズへの対応を検討しながら開発を行う必要があるため、電池とIEC規格は切っても切れない関係にあると言えるでしょう。

現在では高性能化、高エネルギー密度化が進んでいることに伴い、その電池の取扱い方についての検討が必要となっており、 今後の標準化の重要な分野になることが予測されています。


TOPへ