フロート式太陽光発電

Float type Photovoltaics

【よみ】フロート - しきたいようこうはつでん

編集日:2014年3月4日

フロート式太陽光発電 フロート式太陽光発電とは、池や湖の水面に設置して行う太陽光発電の方式。

固定価格買取制度がスタートして以降、全国的にメガソーラーの建設が相次いでいます。 土地賃借料の高騰や、多く立地している地域では系統への接続量が限界に達していることもあり、 事業に適した土地を確保することが日を追うごとに難しくなっているのが現状でしょう。

現在では、そういった問題を解決する策として、水上に太陽光発電システムを設置するフロート式の取り組みが推進されています。 水位の変化が少ない湖や池であれば、どのような水上でも行えるとされており、 実際にいくつかの市町村において官民協働による実証研究や設置が行われています。

フロート式太陽光発電では造成や除草といった工事が必要なく、温度係数の面において地上設置型よりも優位性があるとされています。 また、湖や池の所有者は賃料収入を得られ、事業者は地上よりも安く賃借できるといったことも魅力ではないでしょうか。

現在のところ、フロート式太陽光発電システムの施行ノウハウを所有する事業者はあまり多くありませんが、 いずれ技術が確立された際には急速に普及拡大することは間違いないでしょう。


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