原野

A plain

【よみ】げんや

編集日:2014年2月17日

原野 原野とは、耕作の方法によらないで雑草やかん木類の生育する土地のことを指し、 農地としての利用には適していないなどの理由で放置されている原っぱ等がこれに該当します。

従来まで、原野の活用方法は企業の保養所やリゾート施設の用地などに限られていましたが、 2012年7月に固定価格買取制度がスタートしたこともあり、その利用価値は見直されつつあります。

土地の状況にもよりますが、他の地目よりも整地費用が安く、関係法令による規制があまりない原野は、 太陽光発電事業に非常に適した地目であると言えるでしょう。 ただし、その土地が市街化調整区域内や宅地造成工事規制区域内に存する場合は、 開発許可や宅地造成に関する工事の許可を受けなければなりません。

休耕田や耕作を放棄した畑では、雑草やかん木類が生い茂って原野のように見える場合がありますが、 登記上では農地であることに変わりなく、農業以外の用途で用いる場合は農地転用を行う必要があります。

逆に、登記上では原野となっていても、土地内にみかんの木や柿の木などが一本でも生育しているために 現況地目を畑とされているケースもあるため、予め確認することが重要です。


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