余剰電力とは、自家発電設備で発電した電力から自家消費分を差引いて余った電力のこと。
固定価格買取制度がスタートしたことで、太陽光発電システムによって得た余剰電力を電力会社に売電できるようになりました。 ただし、システムの設備容量に応じて余剰買取方式を選択した際の買取価格や期間は異なるため、注意が必要です。
余剰買取方式による買取価格は1kWhあたり10kW未満システム - 出力制御対応機器設置なし 33円/kWh 出力制御対応機器設置あり 35円/kWh(2015年度)となっており、以降10年間この価格が適用されます。
一方で、産業用太陽光発電システムで余剰買取方式を選択した場合の買取価格は、全量買取方式と同じ10kW以上システム - 税抜き29円/kWh(2015年4月1日~2015年6月30日)税抜き27円/kWh(2015年7月1日~)(2015年度)が適用され、買取期間も20年間となります。
例として、自宅に設備容量10kW以上の太陽光発電システムを設置し、余剰買取方式を選択した場合においても、 そのシステムによる電力の買取価格は1kWhあたり10kW以上システム - 税抜き29円/kWh(2015年4月1日~2015年6月30日)税抜き27円/kWh(2015年7月1日~)が適用されます。