UPS(無停電電源装置)

Uninterruptible Power Supply

【よみ】むていでんでんげんそうち

編集日:2014年3月6日

UPS(無停電電源装置) UPS(無停電電源装置)とは、二次電池など蓄電する装置を内蔵し、 外部からの電力供給が途絶えても一定時間決められた出力で外部に電力を供給できる電源装置のこと。

一般的には、通常の商用電源(家庭用の100V交流電源等)に接続して給電を受け、同じ規格の電力を外部に供給する装置を指します。

UPSは、データーセンターや医療施設、金融機関のシステムといった絶対的に運用が止まってはいけない設備を、 想定外の電源トラブルや電力系統の事故などに起因する停電から守る役割を担っています。

単なる非常用としてだけでなく、電力需給がピークに達する季節・時間帯でのピークシフトや省エネを実現するものとしても注目されており、 社会的にも導入する意義がある機器と言えるでしょう。

蓄電池とUPSの違いは、主に電気をどう処理するかという部分に現れます。 蓄電池は直流電気を貯めるだけの製品ですが、UPSはそれに加えてインバーターを用いることで交流電気を供給することができることから、 蓄電池はUPSの一構成要素で、UPSは蓄電池を利用した電源機器であると言えるでしょう。


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