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2022年05月31日

その他 経済産業省「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」参画決定~マンションにおける産業用蓄電システムの経済・技術面を検証予定~

中央電力株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:丹治 保積 、以下 当社)は、株式会社エナリス(以下、エナリス社)がコンソーシアムリーダーとして実施する経済産業省「令和4年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」に、リソースアグリゲーター*として参画します。

今回、当社「マンション一括受電サービス」提供地点において産業用蓄電システムの導入を行い、技術面において実環境での導入可能性を、経済面においてはデマンドレスポンス(DR**)による電力調達価格の低減効果などについて、検証を予定しています。
* アグリゲーションコーディネーター(今回はエナリス社)からの要請に応じて、各機器やシステムを制御する役割
** 電力ユーザー側の電力消費パターンを変化させることで、電気の需給バランスを調整すること

■「マンション一括受電サービス」について
当社は2004年度に国内で初めて「マンション一括受電サービス***」を事業化しました。現在は関東・関西圏を中心に、約2,200棟17万5千世帯(2021年3月末時点)のマンションが必要とする電力を提供しています。本実証事業においては、マンション一括受電サービスを導入しているマンションへの産業用蓄電池をはじめとするシステムの設置、および需要のコントロール等について検証を実施予定です。
*** マンション全世帯で電気を一括契約し、安価な電気をまとめて購入することで、電気料金を削減し戸別契約よりも割安な電気を利用でき
るサービス

■参画背景と実証内容について
昨今日本では、エネルギー安全保障や脱炭素の政策の一つである再生可能エネルギー導入促進の観点から、蓄電池の活用・デマンドレスポンス(DR) の推進が検討されています。蓄電池・DRは、再生可能エネルギーの利用を下支えする“調整力”としてのみならず、様々な用途での活用が可能になると考えられております。
本実証では、アグリゲーションコーディネーターのエナリス社を中心に、蓄電池・DRを含む多様な分散型エネルギーリソースを活用して電力の安定供給等に資するアグリゲーションビジネスの可能性について、当社を含む16社が参加し、多様な事業を展開し検証してまいります。本実証を通して技術の高度化、制御精度の向上、収益性評価に取り組み、アグリゲーションビジネスの発展に寄与してまいります。

■企業情報
商 号 : 中央電力株式会社(https://denryoku.co.jp)
本社所在地 :東京本社 東京都千代田区永田町2-13-5 赤坂エイトワンビル2階      
<企業沿革>
1994 年の設立後、2004年国内で初めてマンション一括受電サービスを事業化。一括受電のリーディングカンパニーとして、関東・関西圏の既存マンションを中心に、約 2,200 棟 17 万5千世帯(※)の顧客にサービスを提供。
一括受電で培った電力調達力を強みに、ビル・工場・商業施設等に電力小売事業を2014年より展開。グループ全体で顧客への電力供給数は約 8,900件(※)に及ぶ。一括受電と電力小売で築いた事業基盤をベースに、ガス販売、電気工事、保安、EV・PHEV充電サポートサービスなどの総合エネルギー事業を幅広く展開している。自社で培った業務ノウハウをエネルギー業界へ提供するBPaaS事業/プラットフォーム事業も展開している。引き続きさまざまな付加価値サービスを開発・拡充する。(※)2022年1月末時点

(プレスリリース)
中央電力株式会社
関連URL(https://denryoku.co.jp/our_business/mansion_ikkatsu/)

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