太陽光発電事業用地の賃料(地代)に相場はありますか?

1平方メートルあたり年額200円前後で推移しています。

固定価格買取制度のスタートに伴い、全国的に太陽光発電所の建設が相次いでいます。 それに伴って、太陽光発電に適した用地を貸し出したいというニーズも日々高まっており、 土地活用法として検討されている土地所有者の方が増加しています。

太陽光発電所の用地にはいくつかの要件が求められる一方で、その賃料はあまり高くありません。 これは、ソフトバンクグループのSBエナジー株式会社が「年間売電金額の3%」という値を提示して以降、 この値が太陽光発電事業における地代の事実上の標準とされてしまったことが理由として挙げられます。

例として、15,000平方メートルの土地を貸し出し、設備容量1メガワット、 年間想定発電量1500メガワット時の太陽光発電所を建設したと仮定します。

この場合、1平方メートル当り年額200円で貸し出した場合に得られる地代収入は年間300万円になりますが、 年間売電金額の3%で貸し出した場合はこれが155万5,200円にまで下がってしまいます。

ただし、最近では太陽光発電所の建設コストも低下しつつあるため、ある程度対等な交渉が可能となっているのではないでしょうか。 少なくとも、数年前と比較して地代の相場は堅調に推移しつつあります(売電金額の3%よりも平方メートル単価が採用されるケースが増加している)。

以下は、固定価格買取制度のスタート以降に建設された太陽光発電所(メガソーラー)のうち、地代が公表されている案件を集めて表にしたもの。

メガソーラーの地代一覧
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