燃料電池とは、電気化学反応によって電気を作り出す装置。
電池というと、一般的に乾電池や蓄電池のような「電気を貯めてあるもの」をイメージしがちですが、 燃料電池は発電システムであると言った方が正しいでしょう。
水に電流を流すと、水素と酸素が発生します(水の電気分解)が、燃料電池はこの反応と逆の反応を用いて電気を発生させています。 発電と同時に発生する熱は給湯に活用されており、非常に効率の良い仕組みとなっています。
燃料電池は、研究開発段階の形式を含めて4種類のタイプがあり、それぞれ異なった特徴を有しています。 その中でも、固体高分子形燃料電池という形式は安定性や安全度の面で優れており、 一般的な家庭用燃料電池で使用されています。
近年では、燃料電池自動車や携帯機器など様々な分野への応用が試されており、今後の更なる実用化に向けて期待が高まっています。