集電箱

集電箱とは、接続箱又はパワーコンディショナからの出力をまとめる機器のこと。 接続箱またはパワーコンディショナを複数個用いる場合に、この集電箱が必要となってきます。

集電箱は、大きく直流集電箱と交流集電箱の二種類に分けられ、それぞれ異なった用途で用いられています。

直流集電箱は、複数の接続箱から出力される直流電力をまとめてパワーコンディショナへと送り出す機能を担っており、 大容量のパワーコンディショナを用いた高圧連系を行うシステムで主に用いられています。

一方、交流集電箱は、複数のパワーコンディショナから出力される交流電力をまとめてキュービクルに送りだす役割を果たし、 定格出力10kW以下のパワーコンディショナを複数用いる低圧連系システムで主に用いられています。

集電箱に求められる仕様・要件は、太陽光発電システムの構成によって異なってくるため、 基本的にはシステムに適した仕様で個々に設計されるケースが多いと言えるでしょう。