短絡

Short circuit

【よみ】たんらく

編集日:2014年2月27日

短絡 短絡とは、電気回路の二点が相対的に低いインピーダンスで電気的に接続される状態のこと。一般的に「ショート」とも呼ばれます。

短絡が生じた場合、回路が誤作動したり、設計値を越える大電流が流れたりするため、半導体や抵抗器、 コンデンサなどが異常発熱し、回路自体が破損したり発火する恐れがあります。

短絡の主な発生原因として、端子類やコネクタ、プリント基板などにおける金属製品などの異物の接触や配線処理のミス、 ハンダ付けの不良や誤接続・誤動作などが挙げられます。

電池では、プラス端子とマイナス端子が隣接している角型電池(006P)においてアクセサリーなどの金属が接触し、短絡が起こるということが多く見受けられましたが、 個人が入替交換するようなタイプについてはそれなりの安全対策がとられているため、電池の寿命が短くなる程度の影響で済みます。

しかし、近年主流となっているリチウムイオン電池においては、内部のエネルギー密度が非常に高いため、 短絡を起こした場合には急激に過熱され、最悪の場合破裂・爆発といったことが発生する危険性があるため、注意しましょう。

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