入母屋造

East Asian hip-and-gable roof

【よみ】いりもやづくり

編集日:2014年2月10日

入母屋造 入母屋造とは、切妻の屋根に破風が内側に入っている屋根形式のこと。

東アジアの伝統的な屋根形式のひとつとされており、切妻屋根と寄棟屋根の組み合わせである入母屋造りは もっとも格式高い屋根形式として重んじられ、主に東南アジアの神社仏閣等において多く採用されています。

入母屋造の屋根に太陽光パネルを設置する場合は、いくつかの注意が必要です。

屋根瓦の施工方法は、大きく従来より用いられている「土葺き工法」と、 近代の最もポピュラーな工法である「引掛桟葺き工法」の二種類に分類できます。 土葺き工法には、多くのケースで割れやすい材質であるスギが使われており、 強度や安全性の面から太陽光発電システムを設置することはできません。

入母屋造は比較的古い屋根形式であるため、土葺き工法が用いられているケースがあります。 メーカーによっては、土葺き屋根への設置を保証対象外としている場合があるため、予めチェックしておきましょう。

引掛桟葺きの入母屋造であれば問題なく設置は可能ですが、入母屋造の構造上、 「設置面積を広く取れない」「季節によっては思いがけない影が発生する」といった懸念があります。 設置する際には、少ない設置枚数でもより多くの発電量を確保できるように、 出力数の大きなパネルを選ぶこと、影に強い太陽光パネルを選ぶことが重要になると言えるでしょう。

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