卸売電気事業者

Wholesale Electricity Utility

【よみ】おろしうりでんきじぎょうしゃ

編集日:2014年2月10日

卸売電気事業者 卸売電気事業者とは、一般電気事業者(電力会社)に電気を供給する事業者のうち、保有する発電設備の出力が合計200万kW超の事業者、 若しくは一般電気事業者に対し一般電気事業用の電気に係る一定規模・一定期間以上の振替供給を行う者で、 そのための変電・送電・配電用の電気工作物を有する事業者のこと。

保有する発電設備の出力が200万kW超とされているのは、発電事業への参入を円滑化するという観点から、 卸電気事業として規制する範囲を一定規模以上の事業に限定する必要があったためと言われています。

卸売電気事業者は、電気の安定供給を確保する担い手として相応の規制が課せられています。 一方で、他人の土地等の一時使用等について逐一土地等の所有者等の承諾が必要である場合、 その土地の利用を著しく妨げない範囲での電気事業法上の公益特権が付与されています。

現在、日本における卸売電気事業者は、電源開発株式会社と日本原子力発電株式会社の二社のみとなっています。

いずれの卸売電気事業者も、その名の通り電気の卸売り(供給)のみを行っており、一般需要家に対する小売販売は行っていません。 一般電気事業者などに電気を卸売りする形態は他にもあり、電気事業法で細かく区分されています。

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