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2012年9月10日
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富士通とレオパレス21、アパートの屋根に合計1MWの太陽電池を設置へ

 富士通とレオパレス21は、「ICT技術を活用した仮想型太陽光発電所」の実証実験を、2012年9月~2014年2月末の期間で実施すると発表した。実証に当たって、福島県にあるレオパレス21のアパート約60棟に、合計1MWの太陽電池モジュールを設置する。

 同実験では、点在する各アパートの太陽電池システムをICT(情報通信技術)の活用によって仮想的に束ね、大規模な仮想発電所として運営する。日射量や温度、発電量などのデータを収集し、地域ごとに発電量を比べたり、異常を検知したりする。

 2012年度は、レオパレス21のアパートのオーナーから屋根を借り上げる営業活動を中心に展開し、2013年度から実際に売電を始める計画である。実証実験の結果を見て、今後の事業化を検討する。

 なお今回の実証実験は、富士通とレオパレス21が共同で申請した「ICT技術を活用した仮想型太陽光発電所の実証実験」が、太陽光発電協会の「平成24年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業(福島実証モデル事業)」に採択されたことから実施するものである。

(記事:日経エレクトロニクス)

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