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2012年9月20日
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メガソーラー 近鉄、26年3月に供給へ 奈良

 近鉄は19日、県内初の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画について、一般家庭約900世帯分の年間消費電力量に相当する約300万キロワット時の発電を、平成26年3月に大淀町内で始めると発表した。発電した電気は、すべて関西電力に売る予定で、1億2千万円の年間売り上げを想定。災害などの緊急時には、周辺の病院施設などに電力を供給するという。

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 近鉄は県内のほか、三重県内など3カ所でメガソーラーの建設を計画。今回が第1号となる。

 建設地として、大淀町福神地区のニュータウン「花吉野ガーデンヒルズ」(103ヘクタール)内の6ヘクタールを確保し、投資総額は9億円。最大出力は3千キロワットで、来年9月に着工する予定。

 近鉄の倉橋孝壽(たかひさ)執行役員は「採算性はギリギリだが、鉄道事業には多大な電力が必要。東日本大震災以来、節電が求められるエネルギー問題を社として真剣に検討した」と述べた。

 花吉野ガーデンヒルズは近鉄が平成11年に街開きし、8月末現在で304世帯が入居。近鉄吉野線福神駅前に位置し、今年7月には農業施設「近鉄ふぁーむ花吉野」も生産を始めている。27年度には南和広域医療組合救急病院が開設される予定で、開発が活発化している。

 大淀町の岡下守正町長は「安全安心のまちづくりにつながり、農業施設や発電施設が並ぶ立地が町の活性化の起爆剤になる。定住人口の増加を目指したい」と期待している。

 一方、県は、花吉野ガーデンヒルズをモデルに、エネルギーの利活用を検討する委員会を10月上旬をめどに設置する。

 メンバーは県や大淀町、近鉄、関西電力などで構成。メガソーラーや「スマートハウス」(次世代省エネ住宅)、電気自動車などを活用した再生可能エネルギーのまちづくりを目指す狙いがある。

(記事:産経ニュース)

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