おけら牧場、農地に太陽光パネル
酪農や養鶏などで自給自足に近い生活を目指す坂井市三国町陣ケ岡の「おけら牧場」が、農地を利用して太陽光発電を始める。自然エネルギーを農家の副業として広げたいという。
農家仲間ら約30人が16日から2日がかりで、計60枚の太陽光発電パネル(縦4メートル、横19・2メートル)を設置。発電容量は11・4キロワットで、電力会社への売電を予定している。
山梨県北杜市で自然エネルギー発電会社を運営する歯科医師の大友哲さんが指導した。大友さんの元には、毎日のように各地から問い合わせが相次いでいるという。「太陽光は爆発的に増える。このままなら、本当に原発はいらなくなる」と話す。
太陽光発電は、おけら牧場を運営する山崎一之さん(64)、洋子さん(63)夫妻の夢だった。約10年前に訪れたドイツで、農家が太陽光発電で売電し、州政府が支援していると聞いて驚いた。一之さんは「欧州では陸続きの領土を守る必要もあって、農家を支援していた。自然エネルギーが過疎地や農業者の振興につながっている」と感心する。洋子さんは「自分たちで電気を生み出す運動を、農家から広げたい」と話した。
(記事:朝日新聞)

