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2012年10月1日
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高島 太陽光発電の島へ

 かつて炭鉱の島として栄えた長崎市高島町に大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設されることになった。事業者を募集していた市が28日、レストランや売店を手がける福岡市の西日本パブリックグループに決定し、発表した。
 建設予定地は明治末期から大正初期、炭坑から出た土や砂利を埋め立てていた場所。海に面して潮風が強いため、1986年11月の閉山後、一度も活用されることなく放置されていた。
 同社によると、6900枚のソーラーパネル(横1.6メートル、縦0.8メートル)を設置し、予定出力は約1.8メガワット(1800キロワット)。3人家族の家庭380世帯分にあたる電力を発電する。総工費は約7億円。予定地は市有地で、市から2万6千平方メートルを購入する。来年3月までに九州電力と電気の売買について協議し、来年度中に発電を始めたいという。
 同社は九州自動車道のサービスエリア、海の中道海浜公園(福岡市)のレストランや売店を運営しており、東京電力福島第一原発事故後、エネルギー事業に参入した。今後、鹿児島と宮崎の計4カ所にもソーラー発電所を建設予定という。

(記事:朝日新聞)

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