
佐久市、メガソーラー事業着手 来月中に公募業者を選定
佐久市は、日照時間が長い地域特性を生かした2メガワット(2000キロワット)級のメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に乗り出す。事業概要によると、建設予定地は同市茂田井の市有地の約3ヘクタール。ノウハウを持つ業者が発電施設を設置し、市は発電事業者として売電収入から施設のリース代を払う方式を採用する。11月中に提案型で公募し業者選定する。
気象庁が調査した同市の11年の年間日照時間は2248時間。更に冷涼な気候は発電効率を高め、年間の発電量を約240万キロワットと想定して1キロワット42円の国の固定価格買い取り価格を適用すると、売電価格は年間約1億円と試算する。
リース期間は20年間で、リース代は売電収入を上回らない範囲で設定する考え。市にとってリース方式は、初期投資が不要▽保守・点検など維持管理が任せられる−−などメリットがあり、業者側にも一定額の安定収入が保証される利点があるという。
(記事:毎日新聞)