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2012年10月5日
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あまみメガソーラー:エコの島、イメージ向上へ 年間150万キロワット発電

 県内離島では初となる大規模太陽光発電所「あまみメガソーラー」の起工式がこのほど、建設地の奄美市笠利町用安であった。同市でホテル事業などを展開する竹山産業開発が建設、年間150万キロワットを発電し売電する。来年3月からの発電を予定している。

 同社が再生可能エネルギーで発電した電力を電力事業者が買い取ることを義務付けた再生可能エネルギー特別措置法の施行を受け、社有地を生かした自然エネルギーの活用を目指し設置する。起工式で同市の朝山毅市長は「世界自然遺産登録を目指す奄美が環境とエコの島というイメージの向上につながる」と、歓迎した。

 敷地面積15万4000平方メートルに、日照時間が比較的少ない奄美で、効率よく発電するため太陽光電池パネル5488枚を並べる。年間の発電量は標準世帯の約420世帯分を予定し、二酸化炭素の排出を年間500トン削減する。

 また、敷地内は災害時の緊急避難用地とするほか、展望台などを設置した市民の憩いの場、環境教育の場としても活用する予定。同社の竹山真一郎社長(65)は「初めての事業で不安はあるが、奄美の発展につながれば」と話した。

(記事:毎日新聞)

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