
萩のメガソーラー、中国電ミスで断念
山口県萩市に大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画していた「ソーラーウェイ」(東京)は5日、計画を断念したと発表した。中国電力の検査ミスで、電力を配電線に送れないことが判明したため。
計画では、萩市内の土地3万5360平方メートルを年間約210万円で借り、約8000枚の太陽光パネルを設置。12月から一般家庭約570世帯分を発電し、中国電力に年間約8000万円で売電する予定だった。
中国電力は4月、ソーラーウェイに「既存の配電線に接続可能」とする予備検査の結果を伝えた。しかし、7月の正式検査で、この配電線に、中国電力の水力発電所から電力が送られていることが判明。接続すれば配電線の電圧に影響が出てしまうことが分かった。
(記事:読売新聞)