
メガソーラー完成 年9000万円売電収入 佐倉
佐倉市江原新田で稼働を始めた大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の完成を祝う式典が十日、現地であった。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を東京電力に販売し、年間約九千万円の売電収入を見込んでいる。
無線送信所の跡地約四万平方メートルに約一・六メートル×約一メートルの太陽光パネル九千枚を、一五度の角度で南向きに並べた。出力二千キロワットで、一般家庭約六百世帯分の消費電力をまかなえる。エネルギー事業のNTTファシリティーズ(東京)が約六億円で整備した。
環境教育に役立ててもらうため、周辺の児童生徒の施設見学も受け入れる。筒井清志社長は「太陽光発電技術を積み重ね、地球環境保護の促進に貢献したい」と述べた。
県内ではメガソーラーの第一号として、建設会社が整備した市原市の施設とともに相次いで稼働を始めた。
(記事:東京新聞)