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2012年10月16日
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京西テクノス、エネ・環境分野に参入 太陽光発電機器を検査

 医療、通信機器などのメンテナンス事業を全国展開する京西テクノス(東京都多摩市)はエネルギー・環境機器のサービス事業に進出する。スイスの大手重電、ABBが輸入する太陽光発電関連機器の検査事業を受託した。成長分野を取り込み業容の拡大を目指す。

 ABBと機器の検査事業で契約を締結し、10月から業務を始めた。京西テクノスの本社でABBが輸入するメガソーラー発電用機器などを検査するほか、工場などで使うインバーター製品の部品を管理する。

 将来は機器に不具合が生じた場合の保守業務も請け負う。本社のある多摩を含めて全国に8カ所ある京西テクノスの拠点を使い、設置現場で修理や消耗部品を交換する。

 京西テクノスの2011年9月期の売上高は単体で約32億円。エネルギー・環境分野について臼井努社長は「国内での需要増が見込める。事業の一つの柱としたい」と狙いを話す。5年後には同分野の売上高を5億円にすることを目指す。

 同社はこれまで医療機器、計測器、通信機器の3つの分野でメンテナンス事業を展開してきた。メーカーサポートが終わった機器も修理したり、夜間でも現場での修理に対応したりする細かなサービスに特徴がある。

(記事:日本経済新聞)

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