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2012年10月27日
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センコン物流、太陽光発電事業参入 宮城・大衡などに設置

 センコン物流(宮城県名取市)は26日、大規模太陽光発電(メガソーラー)事業に参入すると発表した。宮城県大衡村に出力1860キロワットの発電所を建設するほか、大崎市と同県大和町の自社倉庫の屋根に、出力各約600キロワットの発電設備を設置する。
 子会社センコンエンタープライズ(名取市)が事業主体となる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全て東北電力に売る予定。投資額は計約10億円を見込む。
 大衡村の予定地は、北部の国道4号近くに2月までに取得した広さ約4.4ヘクタールで、来年7月の着工、同12月の発電開始を予定する。倉庫2カ所での工事はともにことし11月に着手し、来年2月に発電を始める。
 年間発電量は3カ所合わせて約266万キロワット時を想定。約750世帯分の電力使用量に相当するという。
 センコン物流は「日本のエネルギー自給率の向上にも貢献できる。さらに発電施設を増やす方向で検討し、事業の柱の一つに育てたい」としている。

(記事:河北新報社)

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