上新電機/太陽光発電の高効率技術開発、特許取得
上新電機は11月1日、太陽光発電の高効率化発電を目的に、太陽光モジュール(パネル)に取り付ける電子装置(分散型MPPTデバイス)の技術開発を進め、2012年9月に特許を取得したと発表した。
この技術は、太陽光パネルそれぞれの発電量をそのまま取り出すことを目的としている。
良いパネルは良いままに、悪いパネルは悪いままに、発電出力を取り出すことによって、全体の発電効率をアップを目指している。
これを可能とするために、太陽光パネルごとにMPPT制御(常に最大の発電電力点を追従して取り出す制御方式)を実行することが必要と考え、パネルごとに装着する電子デバイス(分散型MPPT)の開発取り組みを行っており、現在同社の店舗等で検証を実施している。
太陽光発電効率の5%以上のアップが目標。デバイスのコストは、現在のパワーコンディショナ内のMPPT制御は必要でなくなり、これが分散化することで、コストバランスが図れると考え、$10/100Wと設定している。
(記事:流通ニュース)

