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2012年11月14日
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太陽光、県が事業者仲介イベント21日に 群馬・前橋

 工場や倉庫などの屋根を借りて太陽光発電を行おうという事業者と建物所有者とのマッチング会が21日、前橋市内で行われる。県が再生可能エネルギーの普及に向け企画したもので、現時点で事業者側からは2件、建物所有者側からは8件の応募がある。科学技術振興室では「今後のニーズを見極めながら継続的に取り組んでいきたい」としている。

 全国でも有数の日照時間がある群馬では、自治体や民間などが太陽光発電の導入促進を図ってきた。県は昨年11月から遊休地の所有者と発電事業者とのマッチングに取り組んできたが、「屋根を対象に」との声があったことから新たな取り組みとして実現した。

 屋根の募集は先月16日から始まった。面積が500平方メートル以上で「日照条件がよく、20年以上は安定的に使用可能」「耐震強度が確保され、利用に大きな制約がないこと」などが条件だ。

 8件の応募のうち、屋根の面積が最大のものは2860平方メートルに及んでいるという。同室では「21日のマッチング会で直ちに正契約になることはないだろうが、成果につながるように期待したい」と話している。

 再生可能エネルギーの導入をめぐっては、ハイペースでメガソーラーの設置が進んでいることから、県では平成27年度の導入目標を上方修正する。当初は105万キロワットだったが「来春までには具体的な数値を示したい」という。

(記事:産経ニュース)

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