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2012年12月4日
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出光、姫路の製油所跡地でメガソーラー 14年3月から

 出光興産は3日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の運営を始めると発表した。兵庫県姫路市の製油所跡地で、2014年3月に発電出力1万キロワットの施設を稼働させる予定だ。出光は大分県で地熱発電所向けに蒸気を供給し、青森県では風力発電事業に出資している。自社の広大な遊休地を有効活用し、再生可能エネルギー事業を多角化する。

 03年に閉鎖した兵庫製油所の跡地の一部(22万5千平方メートル)を使い、来春着工する。事業費は非公表だが30億~40億円とみられる。年間の発電量は1300万キロワット時(約3800世帯相当)を見込み、全量を関西電力に売電する。

 出光は太陽光発電を始めるために必要な設備認定などを既に取得しているため、運転開始は14年とまだ先だが、再生可能エネルギーの全量買い取り制度に基づき現状の1キロワット時あたり42円で販売できる。近くに関電の発電所があり電力網に接続するコストも低く抑えられるため、安定収益が見込めると判断した。

(記事:日本経済新聞)

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