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2012年12月18日
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太陽光発電用で66ヘクタール取得へ 相馬市、有償で民間に貸与

 相馬市は太陽光発電普及のため、市内山上字菖蒲形の土地約66ヘクタールを取得する方針を決めた。土地取得の議決を求め、18日の12月定例議会最終本会議に追加議案を提出する。17日、議会側に内示した。
 市は東京都の会社から山林、宅地などを1億2千万円で取得する。取得した土地を民間業者に有償で長期間貸与し、太陽光パネル設置による発電事業に取り組んでもらう考え。市は東日本大震災の復興事業の一環として、再生可能エネルギーの活用を推進している。
 関係者によると、市は太陽光発電の事業化を検討している都内の民間業者と交渉を進めている。
 取得予定地は宮城県丸森町などと近接した市内西部の宇多川上流域にあり、かつて産業廃棄物処分場の建設計画があった。水源地の環境保護のため、周辺で建設計画が再び持ち上がることをけん制する狙いもあるとみられる。

(記事:福島民報)

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