
避難所に太陽光発電整備へ、薩摩川内市 余剰売電も
薩摩川内市は、市総合運動公園の施設の屋根などに太陽光パネルや蓄電池などを設置し、災害で大規模な停電が発生しても独自の電源を使える避難所として整備する方針を決めた。市によると、自治体が防災機能の強化を目的として発電事業に取り組むのは珍しい。
市が昨年度から進めている次世代エネルギー推進事業の一環。公園内の市総合体育館「サンアリーナせんだい」は避難所に指定されており、収容人数は約2600人。災害時に避難所が開設された際には、停電が解消されるまでの間、太陽光発電などで電力を供給し、避難所生活を支える。
公園内の施設の年間使用電力量は約90万キロ・ワット時。通常時も太陽光発電で施設の電力を一部賄うほか、余剰電力が生じた場合は九州電力に売電するという。
(記事:読売新聞)