
NEC、イタリアの大手電力会社に大容量リチウムイオン蓄電池を納入
日本電気株式会社(NEC)は2日、イタリア最大の配電事業者ENEL Distribuzione社に次世代スマートグリッドに向けたリチウムイオン蓄電システムを納入したと発表した。
導入された蓄電システムは、出力2メガワット、容量2メガワットアワーの欧州最大クラスのもの。出力が安定しない再生可能エネルギーが広く導入されているイタリア・カラブリア州のキアラバッレ変電所に設置され、ENEL Distribuzioneの配電網に接続されたという。ENEL Distribuzioneは本システムを用いて、再生可能エネルギーなどで変動する配電網の電力の最適化について実証実験を行う。
NECは、2014年3月24日に中国万向集団のA123 Systems社の大規模蓄電システムSI事業部門を買収すると発表しており、買収後は世界トップクラスの蓄電システムのシステムインテグレーターとなる。本部門は、6月から新会社「NECエナジーソリューションズとして事業が開始される予定だ。
NECは、今後も、スマートハウス、スマートシティなど電力を貯めて賢く使う社会の実現に貢献していきたいとしている。
NEC – プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201404/20140402_01.html