
メガソーラー:県内初、完成 年間発電630世帯分−−コスモパーク加太
和歌山市の企業団地「コスモパーク加太」で建設工事が進められていた県内初の大規模太陽光発電所(メガソーラー)がこのほど完成し、3日に報道陣に公開された。縦99センチ、横165センチの太陽光パネル8316枚が、野菜工場下にある斜面にJ字型に整然と並び、斜面の角度は28度。施設の管理会社「ウエストエネルギーソリューション」(広島市)の角田潤一・業務推進室長は「斜度は発電にちょうどいい」と話していた。
発電所は同社の親会社「ウエストホールディングス」(広島市)が7月中旬に着工。想定より地盤が硬かったために工期が伸びて先月20日に完成し、稼働を始めていた。発電した電力は関西電力に売電している。
パネルは28枚ごとに1グループとして設置され、発電した電力はパネル下の接続箱を経て、斜面上にある集電箱に集約される。その後、直流から交流に変換され、400ボルトから6000ボルトに昇圧されて送電される仕組み。
(記事:毎日新聞)