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2012年10月13日
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太陽光発電 県有地で

 県は10日、美濃加茂市にある牧野ふれあい広場の約5・3ヘクタールを、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の用地として提供すると発表した。また、県立高校などに太陽光パネルを設置する「屋根貸し」事業を行う。県有地や県の施設で太陽光発電事業を行うのは初めてで、県産業技術課は「次世代エネルギーの可能性を追求したい」としている。

 県は、メガソーラーについて、既存の送電設備が利用できる2000キロ・ワット未満の発電を見込んでおり、年間の使用料は500万円超を想定。県内の企業や団体、共同企業体などを対象に企画提案型の公募を行い、災害発生時の非常用電源などの防災や環境教育に結びつく提案を求めている。

 県内では、可児市の工業団地や美濃加茂市の工場敷地でメガソーラーの計画が進んでいる。県では実験的に取り組み、メリットが確認できれば今後の事業展開を検討するとしている。

 一方、屋根貸しするのは、岐阜高、岐阜北高、大垣北高、大垣養老高、海津明誠高、武義高、可茂特別支援学校、恵那高の8校11棟。最も広い場所で1300平方メートル、総面積は5350平方メートルで、約190世帯分に相当する発電が期待できるという。

 両事業とも公募は11月12日までで、業者を選定した後、来年7月をメドに工事を終え、8月から順次、発電を開始する。

(記事:読売新聞)

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