稲葉製作所、群馬・富岡にメガソーラー建設
稲葉製作所は26日、群馬県富岡市でメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。工場用地として確保したものの、利用していなかった土地の一部を使う。出力は約2000キロワット。発電した電気は東京電力に売る。2013年3月中の稼働開始を目指す。
過去に購入した15万平方メートルの工場用地うち、3万平方メートルの敷地に太陽光パネルを敷きつめ「イナバ富岡メガソーラー」とする。投資額は6億円程度で、全額を自己資金でまかなう。
稲葉製作所は東京都大田区の本社ビルに隣接する倉庫の屋根に太陽光パネルを設置するなど、再生可能エネルギーの利用による企業イメージの向上に取り組んでいる。将来的に主力製品であるガレージや倉庫と組み合わせて販売するなどして、商品の付加価値を高めたい考えだ。
残りの用地について、稲葉明社長は「倉庫用部材を塗装するための新工場を建設することも考えている」とした。新工場の屋根に太陽光パネルを設置することも検討する。
(記事:日本経済新聞)

